midPoint 始めました

京都工芸繊維大学情報科学センター

2024-03

京都工芸繊維大学情報科学センターでは、2022年に第11世代情報基盤計算機システム(System11)として、利用者原簿管理システムにオープンソースソフトウェアのmidPointを採用した。本導入によって、利用者情報を集中管理するとともに認証基盤との連携を強化し、利用者に応じたきめ細やかなサービスの提供を可能にした。導入にあたってはmidPointの特徴とその機能を詳細に検討し、外部システムへの情報配信のみならず、IDガバナンス機能の実装にも着目した。これにより、利用者情報の自動更新、セキュリティ強化、外部サービスとの連携強化を実現した。またSystem10からの移行に際して直面した課題を、標準技術とOSSの活用により克服する戦略を立案・実行し、小規模組織としての課題を乗り越える方法を提案した。実際の導入プロセスにおいては、midPointの導入から運用開始までの道筋を確立し、利用者が直面するインタフェースについても改善を行った。これにより、利用者自身が情報を閲覧・更新できる「利用者ポータル」の機能を強化し、システムのユーザビリティの向上に貢献した。

京都工芸繊維大学情報科学センター広報,No.42,2024.3,pp.4-11

京都工芸繊維大学情報科学センター広報誌

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http://hdl.handle.net/10212/2614

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