昭和初期京都における染色産業の一側面 －寺田資料の紹介と位置づけ－

2008-05-14T05:31:01Z

2008-05-14T05:31:01Z

2006-03-31

並木研究室で保管している、機械捺染の図案家として活躍し、日本図案家協会の副理事長もつとめた寺田哲朗氏(一九〇八～?)に関連する資料を分析して､近代京都における機械捺染のあり方について明らかしようとする試みの第一回目の報告である。　第一章では､寺田氏の弟子であった宇治田房和氏への聞き取り調査をもとに､寺田氏の生涯をたどりながら､工房の様子や制作の工程などについて略述しつつ､同時代の染色界の様子を概観した(担当:山田由希代)。第二章は､寺田氏が保管されていた大量の下絵を分類・整理する作業の一環として､それらをおおきく三つに分類し､分析を加えた(担当：青木美保子・山田由希代)。第三章は､京都彫刻有限会社・太田重染工の協力をえて､機械捺染の機械類や技術についての歴史的概観をおこなった(担当：青木美保子)。

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京都工芸繊維大学　工芸学部研究報告　第５４巻　人文(2005) pp.135-145

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http://hdl.handle.net/10212/1730

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